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吸う彩度



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吸う彩度

拝啓

Lyricist:吸う彩度
Composer:吸う彩度

「この手紙は僕が灰になったら」
なんてさ ぼやいたりしてさ。ああ
君の死体をずっと抱きしめてた
そこに体温はなかった。

君は世界を嫌いになった?
嫌いになった方が幸せだった?
今更どうしようもないなんて
わかってはいるけど、やるせないな

お腹は減ってないかい
そっちは寒くないかな
うざいよな でもさ 割と心配してんだぜ

君の服にできたシワさえ
愛おしいと思ってしまったんだ
ねぇ あの時またねって言ったくせに

この空の上でも君は
死にたいなんて思っているんだろうか
しょうがないな
性懲りも無く愛してるよ

拝啓 呼んでみても 聞こえてくるのは 風の音
「なんで 生きていれば
きっと良いことだってあったのに」
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なんて

君のいなくなる音がした
君の名を吐いた
君の名を吐いた

君を傷つけたもの全部
ぶっ殺してやりたいな

天国はきっと君の匂いがする
明けてしまった自殺前夜
「世界も明日の朝ごはんも
どうでもいいと思えたんだ」

「これでいいんだこのままでいいんだ
さよならまたね」

涙拭って靴を脱ぎ捨てて
世界の淵に立ったんだ

「怖いよ」

「この手紙は僕が灰になったら」
「この手紙は僕が灰になっても」

ねぇ