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原田知世



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原田知世

野営(1912からずっと)

Lyricist:鈴木慶一
Composer:鈴木慶一

最初にしたことは この地の果てのような
部屋に灯をともし 毛布をかけて
ラムかテキーラかは忘れたけれども
口に含んで書いた 航海日誌

オー 大きな船の事故からSOSがきて
1912年 沈んでゆくのが
ここから見えた

西インド諸島に巡り着いた頃は
パリもカリブも同じ酒が流行って
ナイフの柄が朽ちていくのも忘れて
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バラ色の日を刻む ヤシの実 流す

オー そのころ遠い黄金色の東の国からは
新しく王様が生まれた話が
ここで聞こえた

沢山の兵士たちが いろんな武器を持ち
同じ事させられた跡が 潮に流されて
ここに届いた

最後に言っておく事は あの年に穫れたこの
最低のブドウ酒を飲み干すのは誰でもない
あなたに向けて 今 あなたのために